リョウタのダストシュート

主にアイドルマスターミリオンライブ!について、書きたくなったことを書くブログです。掘り出し物はたぶん埋まっていない。

【改稿】ミリクロ回想日記:篠宮可憐にエレガントミズギを(後編)【ミリシタ】

【改稿】ミリクロ回想日記:篠宮可憐にエレガントミズギを(前編)【ミリシタ】 - ryop131’s blog (hatenablog.com)からの続きです。

2021年10月30日追記:ニコニコから提供されていたサービス「ブロマガ」の終了に伴い、当記事を保存・移転したのに合わせ、やたら偉そうだった文体を、少しでも読んでもらうのにふさわしくなるよう書き換えました。

2019年11月22日

19日以来、可憐の枠ではエレガントミズギが1位をキープしていますが……ここ数日来、気になる雰囲気を感じています。それは「ミズギ=性的=良からぬもの」というイメージを持ち、それゆえにミズギに反対している人々がいること。

運営もこういった潔癖な反応を予想していたからこそ、Cherry Colored Loveをミリクロにぶつけてきたのではないでしょうか。セクシーなアイドルたちが「セクシー」がゲシュタルト崩壊するほどにセクシーセクシーと連呼し、「セクシーとは、ありのままの自分に誇りを持つこと!」とセクシーに肯定する、このセクシーなイベントを。

ともあれ、この反応を見た私は、当初はミズギ推しの理由の一つに挙げていた「可憐のプロポーションの良さ」を封印し、ミズギの説明文から連想される人魚姫のイメージと可憐との親和性を前面に押し出すことにしました。その方針に沿って、コンベンションセンターに長文のアピールを書き込み、ありがたくも好意的な反応をいくつか受け取ることもできました。ピュアワンピースの持つ清純さはエレガントミズギにも十分あると主張したわけで、現実の選挙だったら「争点ぼかし」とか「抱き付き戦術」と言われてしまうかもしれないですね。

とはいえ、ただ反論をかわすためにこの手法を採ったわけでもありません。仮にミズギが最終的に1位になり、後日実装されたとして、ワンピやその他の衣装に投票した人も、少なくとも妥協できるような仕上がりになってほしいと思っています……そのことはどうか書かせて下さい。

11月23日

今日は今までと違うことを一つ始めました。ミズギ以外の衣装もリツイートすることです。

ワンピをはじめとした他の衣装陣営に、1位を取り返すだけの勢いがないと見たからこそできる、いわゆる「舐めプ」だと言われれば否定できません。

ただ、ミズギ以外の衣装も可憐には似合うと私は信じていますし、その魅力を少しでも広く知ってもらった上で、なおエレガントミズギこそが最高の選択だと主張したかった……要するに、フェアな勝負を気取りたかったのです。

11月29日

投票締切の1日前ですが、可憐の枠でミズギの優勢は19日以来継続していて、22時01分現在、その得票率は47.3%、ワンピは39.5%……このまま推移すればミズギが1位を獲得するでしょう。

つらつら書いてきた通り、それを目指して私は活動してきたわけですが、一方でそれにこだわり過ぎたことを反省してもいます。ミズギが優勢を固めて以来、その傾向を崩すような行動はしないことを心がけてきました。ミリシタのキャスティング投票の定番「一斉投票」を仕掛けたものの空振りに終わり、対するワンピ派のカウンター一斉投票で逆転されてしまったら……などと考えて、他衣装の陣営を刺激しないようにしてきました。その結果、他の衣装について語ったり、想像のイラストを公開したりする機会を奪ってしまったという面がありましょう。その点は望ましくない失敗でした。

……などと、もうミズギ1位が確定したかのようなことを書いていますが、それはまだ早い! この界隈の投票は最後の1日、最後のたった1秒までどうなるか分からないのですから。

11月30日(土曜日)

今朝は持病の片頭痛にさいなまれて目を覚まし、昼までずっと布団から起き上がれませんでした。ただ、この病気はそれまでかかっていたストレスが取り除かれた時に襲ってきやすいと言います。してみると、私はやはり意識の底ではミズギ1位を確信していたのでしょう。

ただし、仕事に穴を開けたわけではないとはいえ、趣味がリアルの生活に悪影響を及ぼすようではバカ以外の何物でもないから、今後は慎まなければ……

さて、そんなわけで投票期間最終日にもかかわらず、長い時間ミリクロの状況を確かめられなかったのですが、昼下がりに見てみると、目を引く出来事が。ワンピとスパイが拮抗していた豊川風花の枠がいよいよデッドヒートしていたのです。あの風花さんにとっては「らしい」状況だ、などと勝手に納得しつつ見ていると、奇妙な状況にあることが分かってきました。

ワンピ派はツイッターでイラストを拡散したりダイマを送ったりと懸命に奮闘している。にもかかわらず、スパイ派のリードが一向に崩れないのです! こちらの方がどう見ても宣伝が少ないというのに……。この状況を見て、風花の枠に何らかのちょっかいをかけようとしていた気持ちは無くなりました。次の投票がアイドル投票TDになるかミリクロ2になるか、それは分かりませんが、再び他の可憐Pを押しのけてでも我を通そうという腹づもりも消えてしまいました。わけのわからない大きな流れが、キャラクターや携わる人々の未来を強い力で導いてしまう、そんな投票の怖さをようやく身に沁みて理解できたのでした。

とはいえ、この期に及んで不遜かもしれませんが、自分の今日までの行動を撤回したいと思うわけでもなくて。丁寧さを欠いたのは確かですが、こういった投票企画のルールを破るほどの行動はなかったと思います。

次の投票で同担Pを押しのけるつもりはないと書きましたが、さらにその先の未来のどこかで、他の可憐Pたちの選択にどうしても同意できず、確かな理由を持って自分の望みを実現したいと思ってしまったらどうするか。またしても喧嘩を仕掛けるのか。今は何とも言えません。

ただ一つ思うのは、ミリシタの投票企画から生まれた成果が、関わるアイドルにとって、いやシアターデイズにとって、ミリオンライブ!にとって、アイドルマスターにとって、何は無くともこれだけはある! と言えるような輝きになってほしいということです。

12月13日

ニコ生「ミリシタ 2019年もサンキュー生配信」にて、確定した結果が発表されました。それを含む公式ブログ記事はこちら→BLOG│THE IDOLM@STER OFFICIAL WEB | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト (idolmaster.jp)

投票終了直前の得票率から予想していたものの、可憐(および真美)の衣装はエレガントミズギになることが決定。それを伝える映像が現れた瞬間起こった、出演者(たかはし智秋さん・machicoさん・中村温姫さん)の「えっ!?」「少なっ!」というどよめきを私は忘れません。その反応が欲しかった、その貴重な衣装の着用者の一人が篠宮可憐であるという事実が欲しかったのですから。

2020年11月29日

投票の日々からほぼ1年が経過し、ずるずるとタイミングを逃し続けたこの記事もようやく完了に近づいています。あの頃から今までに、ご存知新型コロナによって現実世界は一変してしまったわけですが、それとは別に、ミリシタの小さな世界の中では可憐がいろいろな経験をしました。特筆すべきは3月末~4月初めのガシャ「ミリオンFES」での「はるかれ」ステージ、そして6月下旬のイベント「Special Wonderful Smile」で結成したユニット「Fleuranges(フルランジュ)」でしょう。

前者では、可憐は曲がりなりにも春香の隣に並び立って明るく輝かしいステージパフォーマンスをやり遂げました。後者では、星梨花がPに悩みを告白している声を聞いて、2人には見えない階下の奈落から大きな声で会話に割り込みました。これらのシーンを思い起こせば、可憐がずっと求めていた「強さ」も、折々に発揮してきた「優しさ」も、一つの完成に至ったと言えないでしょうか。

……などと調子よく書いていますが、FES限定カードが篠宮可憐の完成形であるという見方は、実はこちらのブログ記事からの受け売りです→「 #篠宮可憐 」の「死」 〜断崖絶壁、あるいは辿り着けぬ果て〜 : 見聞感録 (blog.jp)

さて、そんな可憐がミリシタ3周年(6月29日)以降に取り組んだ仕事の代表格と言えば……セクシーなバニーガールと、そこに激しいアクションを加えたバニーポリスを演じた「その正体は……!? ラビットガールガシャ」です。このカードからは、可憐が今まで築いてきた優しくおとなしいイメージを乗り越えて、いわば冒険をしているというイメージを受けました(恥ずかしながら未所持の上、検索してコミュを見たりもしていないため、あくまでカードイラストなどからの印象ですが……)。

そして11月11日に実装されたエレガントミズギも、この「冒険」の1ステップに数えられると私は思う……いや、少々ネタバレになってしまいますが、覚醒コミュで可憐自身がそのように受け止めていると言ってくれました。今はそのことが何よりも嬉しいのです。またデザインも、基本はビキニでありながらパレオや腕飾りで露出を少し抑えている一方、細かい装飾が良いアクセントになっており、総じて「エレガントミズギ」の名に恥じない名作になってくれました。

そして最後に書いておきたいのは、やっぱりミリシタは、いやアイマスは面白いということ。こう書くと、運良く自分の望みを実現できたからそう言うのだろう、と思われるかもしれませんね。確かにそれはありますが、あの投票については喜びだけでなく後悔も少なくないというのは今まで書いてきた通りです。また、ミリクロに限らず自分のアイマス歴を振り返ってみても、ゲームの内であれ外であれ、起こってほしくない出来事が起こり、苦しい思いをしたことは少なくありません。そんな痛みを与えてくれることまで含めて、やはりアイマス界隈にいて良かったと記しつつ、筆を置きたいと思います。

長いばかりで拙いこの文をお読み下さり、ありがとうございました!