リョウタのダストシュート

主にアイドルマスターミリオンライブ!について、書きたくなったことを書くブログです。掘り出し物はたぶん埋まっていない。

【ミリシタ】考察! MTW14のミステリー【北上麗花】

Welcome & Happy Halloween!

この記事はアプリゲーム「アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ」(ミリシタ)と連動したCD「THE IDOLM@STER MILLION THE@TER WAVE 14 TRICK&TREAT」(MTW14)のドラマパートに秘められた謎について考察(ほぼ妄想)するものです。登場するキャラクターの1名、その実に意外な正体について。 

当然ながらネタバレ全開で進行しますので、前情報なしでこれからドラマを聴きたいと思われる方は、CDをご購入&お聴きのうえ当記事に再来いただけると幸いです。

それではしばし、拙文にお付き合い下さい……

 

 

終始謎めいた雰囲気の中で進行するあのドラマですが、筆者が最も違和感を覚えたのはトラック05の終盤、北上麗花が偽・秋月律子(仮にジャックと呼びましょう)の誘いを断った直後の展開でした。

麗花はなぜ、せっかく取り戻したぷっぷかキャンディを、黒猫の姿になったジャックに渡してしまったのか?

この問いに対しては簡単に答えることもできます。すなわち――

北上麗花という人は誰にでもフレンドリーに接する性格で、それはヒトならざる存在に対しても発揮される。特に野々原茜が話した「変な麗花ちゃん」(=ジャック)には興味を示し、会いたいとさえ言っていた。ゆえに麗花は、望み通りに会うことができたジャックにお近付きの印としてキャンディを渡したのだ――と。

これはおおむね筋の通った説明ですが、筆者には納得できないものが残ります。麗花は偽律子の姿が消失し、代わりに猫が現れたのを見て、「……そっか。ううん。ライブ、がんばってくるね」と何かを理解したように呟いています。また、この少し後に言った「これをあなたにあげておかなくちゃね。(中略)甘いもの、あんまり食べ過ぎないようにね」というセリフ。お聴きになった方はお分かりの通り、あまりにも慈愛に満ちています。行きずりの迷惑系幽霊などにかける声とは、とてもじゃあないけど思えません。そう考えると、上述の謎は、次のように言い換えられます――

あの猫はジャックとは別の存在ではないか? であれば、その正体は何なのか?

これを解くために、黒猫が登場するもう一つの場面を振り返ってみましょう。トラック04の終盤、床に点々と落ちているぷっぷかキャンディを追っていった麗花と茜が、キャンディの袋と猫を発見するシーンです(厳密には、2匹の猫が同じ個体とは断定できませんが、ひとまずそうと仮定します。これが別の猫だったら元も子もない)。思えば、ここにも謎があります――

「猫=ジャック」であるならば、なぜヤツは盗み出したキャンディのありかをわざわざ明かすようなマネをしたのか?

これに対しても答えは用意できます。例えば――

ジャックは律子の体から分離して、キャンディをどこか遠くに隠そうとしていた。しかし人間に取り憑くのをやめると猫の姿にしかなれず、その非力な状態では大きな袋を運ぶのは難しかった。結果、キャンディをこぼしてしまい、二人に見つかった。

あるいは―― ただ単純に、愉快犯らしい自己顕示欲によるもの。

しかしながら、このキャンディ発見のシーンと、後の対話後のシーンでは一つの違いがあり、それが筆者には興味深く思えます。

トラック05の冒頭、キャンディを回収して控え室に戻ってきた麗花と茜は、まだ昼休みが始まったばかりだと思っていたのに、実際はそれがもう終わりそうだと知って驚きます。すなわち、二人が近づいた猫の周りでは時間が速く流れていた、ということになります。

一方、その少し後、麗花がジャック(偽律子)に接触した時、二人はこんな会話を交わしています。

「何やってるんですか、こんなところで!? 茜と一緒に向こうで待機してないとライブが……!」

「まだ始まらないよ? だって、ここだけ時間がびよ~んって伸びてる感じがするから♪」

なんで麗花はそんな時間のゆがみに気付けるんだ、という謎にはここでは触れないとして……この会話からは、間近に迫ったライブの開始時刻も、ジャックの周りにいればなかなかやって来ない、すなわち時間の流れが遅くなる、ということが分かります。

この2つの情報をまとめると、次のように言えるでしょう――

ジャックも猫も、周囲の時間の流れをゆがめるような超常の存在である。しかしジャックはその流れを遅くし、猫はその流れを速くする。両者が影響を及ぼした結果は正反対である。もしかするとこの事象は、ジャックは善からぬ存在、猫は善なる存在であることを暗示しているのかもしれない。

そしてこの推測に基づけば、第二の謎に対して全く別の答えを出すことができますね。

そもそも「猫≠ジャック」であり、イベントで配るはずだったグッズが消失して困っていた麗花たちを、人目に付かないように猫が助けてくれた。

加えてもう一つ、問題の猫が「黒猫」であることも重要な鍵だと筆者は見ています。黒猫、つまり黒い体毛で覆われた猫。黒い毛と聞いて誰かを連想しませんか? ……そう、ミリオンライブの中で、いや全アイマスの中でも屈指の美しい黒髪を持つと誉れ高い(と筆者が確信する)北上麗花その人です。麗花と猫には何らかのつながりがある、そんな可能性は十分にあります。

さて、そろそろ冗長な文を切り上げて、第一の謎に対する答え……あの猫は結局何者か、それを述べましょう。

ジャックと同じ異界の者でありながら、それとは真逆の、麗花たちを助けてくれる存在。黒い体毛という麗花との共通点を備え、麗花から愛情を込めた声で語りかけられる存在。これだけ手がかりが揃えばもう断言していいでしょう――

このドラマに登場する黒猫は、幼い頃にこの世を去り、今は守護霊となった「北上麗花の妹」である!!

――いかがでしたでしょうか。結局のところ、ここに記した考察はすべて確証のない憶測に過ぎません。とはいえ、空想することは常に自由です。今回は筆者が担当アイドルに感じた違和感から想像を広げました。次はあなたの担当アイドルにまつわる、嘘のような本当のような考察物語を読めることを願ってやみません……と記して、筆を置かせていただきます。最後までお読み下さり、ありがとうございました!

【改稿】ミリクロ回想日記:篠宮可憐にエレガントミズギを(後編)【ミリシタ】

【改稿】ミリクロ回想日記:篠宮可憐にエレガントミズギを(前編)【ミリシタ】 - ryop131’s blog (hatenablog.com)からの続きです。

2021年10月30日追記:ニコニコから提供されていたサービス「ブロマガ」の終了に伴い、当記事を保存・移転したのに合わせ、やたら偉そうだった文体を、少しでも読んでもらうのにふさわしくなるよう書き換えました。

2019年11月22日

19日以来、可憐の枠ではエレガントミズギが1位をキープしていますが……ここ数日来、気になる雰囲気を感じています。それは「ミズギ=性的=良からぬもの」というイメージを持ち、それゆえにミズギに反対している人々がいること。

運営もこういった潔癖な反応を予想していたからこそ、Cherry Colored Loveをミリクロにぶつけてきたのではないでしょうか。セクシーなアイドルたちが「セクシー」がゲシュタルト崩壊するほどにセクシーセクシーと連呼し、「セクシーとは、ありのままの自分に誇りを持つこと!」とセクシーに肯定する、このセクシーなイベントを。

ともあれ、この反応を見た私は、当初はミズギ推しの理由の一つに挙げていた「可憐のプロポーションの良さ」を封印し、ミズギの説明文から連想される人魚姫のイメージと可憐との親和性を前面に押し出すことにしました。その方針に沿って、コンベンションセンターに長文のアピールを書き込み、ありがたくも好意的な反応をいくつか受け取ることもできました。ピュアワンピースの持つ清純さはエレガントミズギにも十分あると主張したわけで、現実の選挙だったら「争点ぼかし」とか「抱き付き戦術」と言われてしまうかもしれないですね。

とはいえ、ただ反論をかわすためにこの手法を採ったわけでもありません。仮にミズギが最終的に1位になり、後日実装されたとして、ワンピやその他の衣装に投票した人も、少なくとも妥協できるような仕上がりになってほしいと思っています……そのことはどうか書かせて下さい。

11月23日

今日は今までと違うことを一つ始めました。ミズギ以外の衣装もリツイートすることです。

ワンピをはじめとした他の衣装陣営に、1位を取り返すだけの勢いがないと見たからこそできる、いわゆる「舐めプ」だと言われれば否定できません。

ただ、ミズギ以外の衣装も可憐には似合うと私は信じていますし、その魅力を少しでも広く知ってもらった上で、なおエレガントミズギこそが最高の選択だと主張したかった……要するに、フェアな勝負を気取りたかったのです。

11月29日

投票締切の1日前ですが、可憐の枠でミズギの優勢は19日以来継続していて、22時01分現在、その得票率は47.3%、ワンピは39.5%……このまま推移すればミズギが1位を獲得するでしょう。

つらつら書いてきた通り、それを目指して私は活動してきたわけですが、一方でそれにこだわり過ぎたことを反省してもいます。ミズギが優勢を固めて以来、その傾向を崩すような行動はしないことを心がけてきました。ミリシタのキャスティング投票の定番「一斉投票」を仕掛けたものの空振りに終わり、対するワンピ派のカウンター一斉投票で逆転されてしまったら……などと考えて、他衣装の陣営を刺激しないようにしてきました。その結果、他の衣装について語ったり、想像のイラストを公開したりする機会を奪ってしまったという面がありましょう。その点は望ましくない失敗でした。

……などと、もうミズギ1位が確定したかのようなことを書いていますが、それはまだ早い! この界隈の投票は最後の1日、最後のたった1秒までどうなるか分からないのですから。

11月30日(土曜日)

今朝は持病の片頭痛にさいなまれて目を覚まし、昼までずっと布団から起き上がれませんでした。ただ、この病気はそれまでかかっていたストレスが取り除かれた時に襲ってきやすいと言います。してみると、私はやはり意識の底ではミズギ1位を確信していたのでしょう。

ただし、仕事に穴を開けたわけではないとはいえ、趣味がリアルの生活に悪影響を及ぼすようではバカ以外の何物でもないから、今後は慎まなければ……

さて、そんなわけで投票期間最終日にもかかわらず、長い時間ミリクロの状況を確かめられなかったのですが、昼下がりに見てみると、目を引く出来事が。ワンピとスパイが拮抗していた豊川風花の枠がいよいよデッドヒートしていたのです。あの風花さんにとっては「らしい」状況だ、などと勝手に納得しつつ見ていると、奇妙な状況にあることが分かってきました。

ワンピ派はツイッターでイラストを拡散したりダイマを送ったりと懸命に奮闘している。にもかかわらず、スパイ派のリードが一向に崩れないのです! こちらの方がどう見ても宣伝が少ないというのに……。この状況を見て、風花の枠に何らかのちょっかいをかけようとしていた気持ちは無くなりました。次の投票がアイドル投票TDになるかミリクロ2になるか、それは分かりませんが、再び他の可憐Pを押しのけてでも我を通そうという腹づもりも消えてしまいました。わけのわからない大きな流れが、キャラクターや携わる人々の未来を強い力で導いてしまう、そんな投票の怖さをようやく身に沁みて理解できたのでした。

とはいえ、この期に及んで不遜かもしれませんが、自分の今日までの行動を撤回したいと思うわけでもなくて。丁寧さを欠いたのは確かですが、こういった投票企画のルールを破るほどの行動はなかったと思います。

次の投票で同担Pを押しのけるつもりはないと書きましたが、さらにその先の未来のどこかで、他の可憐Pたちの選択にどうしても同意できず、確かな理由を持って自分の望みを実現したいと思ってしまったらどうするか。またしても喧嘩を仕掛けるのか。今は何とも言えません。

ただ一つ思うのは、ミリシタの投票企画から生まれた成果が、関わるアイドルにとって、いやシアターデイズにとって、ミリオンライブ!にとって、アイドルマスターにとって、何は無くともこれだけはある! と言えるような輝きになってほしいということです。

12月13日

ニコ生「ミリシタ 2019年もサンキュー生配信」にて、確定した結果が発表されました。それを含む公式ブログ記事はこちら→BLOG│THE IDOLM@STER OFFICIAL WEB | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト (idolmaster.jp)

投票終了直前の得票率から予想していたものの、可憐(および真美)の衣装はエレガントミズギになることが決定。それを伝える映像が現れた瞬間起こった、出演者(たかはし智秋さん・machicoさん・中村温姫さん)の「えっ!?」「少なっ!」というどよめきを私は忘れません。その反応が欲しかった、その貴重な衣装の着用者の一人が篠宮可憐であるという事実が欲しかったのですから。

2020年11月29日

投票の日々からほぼ1年が経過し、ずるずるとタイミングを逃し続けたこの記事もようやく完了に近づいています。あの頃から今までに、ご存知新型コロナによって現実世界は一変してしまったわけですが、それとは別に、ミリシタの小さな世界の中では可憐がいろいろな経験をしました。特筆すべきは3月末~4月初めのガシャ「ミリオンFES」での「はるかれ」ステージ、そして6月下旬のイベント「Special Wonderful Smile」で結成したユニット「Fleuranges(フルランジュ)」でしょう。

前者では、可憐は曲がりなりにも春香の隣に並び立って明るく輝かしいステージパフォーマンスをやり遂げました。後者では、星梨花がPに悩みを告白している声を聞いて、2人には見えない階下の奈落から大きな声で会話に割り込みました。これらのシーンを思い起こせば、可憐がずっと求めていた「強さ」も、折々に発揮してきた「優しさ」も、一つの完成に至ったと言えないでしょうか。

……などと調子よく書いていますが、FES限定カードが篠宮可憐の完成形であるという見方は、実はこちらのブログ記事からの受け売りです→「 #篠宮可憐 」の「死」 〜断崖絶壁、あるいは辿り着けぬ果て〜 : 見聞感録 (blog.jp)

さて、そんな可憐がミリシタ3周年(6月29日)以降に取り組んだ仕事の代表格と言えば……セクシーなバニーガールと、そこに激しいアクションを加えたバニーポリスを演じた「その正体は……!? ラビットガールガシャ」です。このカードからは、可憐が今まで築いてきた優しくおとなしいイメージを乗り越えて、いわば冒険をしているというイメージを受けました(恥ずかしながら未所持の上、検索してコミュを見たりもしていないため、あくまでカードイラストなどからの印象ですが……)。

そして11月11日に実装されたエレガントミズギも、この「冒険」の1ステップに数えられると私は思う……いや、少々ネタバレになってしまいますが、覚醒コミュで可憐自身がそのように受け止めていると言ってくれました。今はそのことが何よりも嬉しいのです。またデザインも、基本はビキニでありながらパレオや腕飾りで露出を少し抑えている一方、細かい装飾が良いアクセントになっており、総じて「エレガントミズギ」の名に恥じない名作になってくれました。

そして最後に書いておきたいのは、やっぱりミリシタは、いやアイマスは面白いということ。こう書くと、運良く自分の望みを実現できたからそう言うのだろう、と思われるかもしれませんね。確かにそれはありますが、あの投票については喜びだけでなく後悔も少なくないというのは今まで書いてきた通りです。また、ミリクロに限らず自分のアイマス歴を振り返ってみても、ゲームの内であれ外であれ、起こってほしくない出来事が起こり、苦しい思いをしたことは少なくありません。そんな痛みを与えてくれることまで含めて、やはりアイマス界隈にいて良かったと記しつつ、筆を置きたいと思います。

長いばかりで拙いこの文をお読み下さり、ありがとうございました!

 

【改稿】ミリクロ回想日記:篠宮可憐にエレガントミズギを(前編)【ミリシタ】

この記事は、アプリゲーム「アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ」(ミリシタ)にて昨年11月に開催された投票イベント「MILLION LIVE CLOSET!」(ミリクロ)について、当時の行動や感想を思い出しつつ、日記の体裁で綴ったものです。

2021年10月30日追記:ニコニコから提供されていたサービス「ブロマガ」の終了に伴い、当記事を保存・移転したのに合わせ、やたら偉そうだった文体を、少しでも読んでもらうのにふさわしくなるよう書き換えました。

2019年11月13日

今日、ニコニコ生放送でミリクロが発表されました。アイドルに着てもらう衣装を5種類の中から投票によって決める企画なのですが……担当の篠宮可憐にどうしても着せたい! と思うものは特にないですね……まあ、ワンピース・チャイナ・水着は着ているカードがあるし、ウェイトレスに近いメイド服のカードもある(かつて配信されていたGREE版ミリオンライブ、通称グリマスにのみあったものを含む)から、選ぶとすればセクシースパイかな。

そもそも開催はまだ何週間か先だろうし、本腰を入れて考えるのはまた今度でいいでしょう。

11月16日

全く予想外なことに、ミリクロが開幕しました。早いよ! 公式ブログでも記事が上がっています→BLOG│THE IDOLM@STER OFFICIAL WEB | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト (idolmaster.jp)
今の状況は、

・プリティウェイトレス、セクシースパイが1位のアイドルはそれぞれ数名

・その他のアイドルの約3分の2はピュアワンピース、約3分の1はフレッシュチャイナが1位(目算)

といったところ。その中で、可憐についてもワンピースが1位ですが……それがベストの選択だとは私には思えません。

元々ミリクロ開催が発表された時から、投票形式のリアルイベントということで、THE@TER ACTIVITIES , BOOST! , CHALLENGE!! と続いてきたキャスティング投票を私は連想していました。グリマス時代のTAでは可憐は役を勝ち取ることができたものの、以降のTB,TCでは残念ながら存在感を示すことができませんでした。

もう一つ、衣装を決める企画と聞いて連想したものに、グリマス時代から存在する可憐のセリフがあります。

「同じ衣装で並ぶと、地味な私なんて埋もれちゃいますよね……?」

こうした連想から進んで、一番希少な衣装を着せることで可憐の注目度を上げたい、という心持ちに私はなっています。

それでは、選んでいるプロデューサーが少ないという点でワンピの対極に位置する衣装は何かといえば……それこそがエレガントミズギです。なぜならこの初動の時点では、真美陣営がチャイナとミズギとで拮抗しているのを除けば、ミズギが当選圏内にある陣営は皆無といっていいレベルですから。

また、可憐自身との相性を考えても、この衣装はかなり適しているのではないでしょうか。可憐の上品な所作はエレガントと言うにふさわしいし、グリマス時代のカード群が示すように、水着を着れば可憐のプロポーションの良さがさらによく映えます。

こうしたことを踏まえて、私は「可憐にエレガントミズギを着せること」をミリクロの目標に定めました。

さて、ゴールは決まったのだから、あとはそこに向けて進んでいくわけですが、今重要なのは明日17日(日)の15時という時刻。そこでガシャが更新され、「企画書100枚付きSSRスターピース付き10連ガシャ」が利用できるようになりますから(ついでに、1日1回60ジュエルガシャにも企画書1通が付く)。なにしろそれまでに獲得できる企画書(投票券)は、ログインボーナスとデイリーミッション達成報酬をそれぞれ2日分で、合計たったの6枚。文字通り桁違いの企画書が供給される前に、急いで広く宣伝をして、できるだけ多くの人をミズギ派に引き込んでおく必要があります。

とはいうものの、実際私はそこまで大したことはできておらず……

篠宮可憐コンベンションセンターに以下のような提案を書き込んだ。

「ちょっと待ってください。あえて珍しい衣装を選ぶことで、可憐の注目度を上げるという方法はどうでしょうか。要するに、ミズギだ!」

上述の自分の方針を示したわけですが、この書き込みはあまり注目されなかったようでした。

(後日の視点から思えば、結論だけでなく、そこに至った理由をよく述べて他の可憐Pに丁寧に訴えなければならなかった……。また、この書き込みは豊川風花によく掛けられる「よし、水着だ」というコメントを意識したものでしたが、奇しくもその風花の投票はこの後、ミリクロの中で最も白熱した様相を呈することとなりました)

②「エレガントな可憐にエレガントミズギを!」というスローガンをゲーム内のプロフィールコメントに掲げ、同僚さん全員にフラスタを配って回った。

③同僚さんの中で、プロフコメでミリクロに言及している可憐Pの方が2人いたのでダイマをしてみた。

うち1人はミズギ派になってくれました。もう1人はワンピ派を譲らなかったものの、これをきっかけに色々な話題について楽しく文通することができました。

④可憐のエレガントさが感じられるようなMVのスクショをツイッターに上げた。

こんな些細な活動でも、成果につながってくれればいいのだけど……。

11月17日

今日は激動の一日でした。

まず行ったのは昨日の活動の続き。

⑤昨日のスクショツイートをRTするとともに、可憐が次回の水着の仕事に向けた意気込みを語るコミュのスクショを撮ってツイートした。

⑥エレガントミズギは、PS3用ソフト「ワンフォーオール」に存在した衣装「アビサルマジェスティ」によく似たデザインなのでは? と仮説を立て、デザイナーさんのツイートを検索&リツイートした。

このようにちまちまと活動していたわけですが、ここで驚くべき追い風が吹きました。グリマス時代からこの界隈にいる、ある同人作家さんが私のツイートを目に留め、RTしてくれたのです! これは間違いなく、非常に大きな助けになりました。

(1月18日現在――この時にこの記事を書こうとして一度挫折したのである――自分のツイートの下方にある棒グラフを描いたボタンからツイートアナリティクスを表示してみると、投票期間中の私のツイートが見られた回数は基本的に300回弱といったところで、多くても600回程度。それがかの作家さんがRTしてくれたものとなると、2000回~3000回強まで跳ね上がります)

そうこうするうちに、とうとう時計が節目の15時を指しました。それを見るや私は企画書&マスピ付きガシャと60ガシャを回し、直後に手持ちの104通を「篠宮可憐 エレガントミズギ」に投票。TCの頃この界隈で何度も叫ばれた、いわゆる「おブッパ」です。

自分のメモによれば、15時4分時点では可憐の枠で1位だったのはピュアワンピースで、得票率は45%。対して水着の得票率はわずか9.2%でした。それが私が投票を終えた15時5分になると、ミズギが一気に15.2%まで上昇し、ワンピが42%までダウンするという状況に。

この後しばらくは野暮用で票の推移を見られなかったのですが、16時56分に再度確認すると、ワンピ27%、ミズギ25.1%まで差が詰まっていました!

しかし意外なことに、19時25分に見ると、なんとセクシースパイが30.2%の得票率で1位に躍り出る一方、ワンピは28.4%、ミズギは18.6%まで後退する状況に。これを見て一瞬だけ私には迷いが生じました。そもそもミズギを推し始めた理由は可憐にレアな衣装を着せたいという思いなのだから、スパイであってもその目的は達せられるのではないか。スパイが1位になりそうならば、口実を付けてその勝ち馬に乗る方が得策ではないかと。

しかし先述したように、私のダイマを受けてミズギ派になってくれた人がいます。私からは確認できなくても、私のツイート等を見てミズギに投票してくれた人もきっといるはず。ここで私が乗り換えては、その人たちを放り出すことになります……やはり初志貫徹、ミズギ推しに全力を尽くすことにしよう。

11月18日

プラチナスターツアー「Cherry Colored Love」が開幕しました。新キャラクター・セクシービーストのセクシーオーラで突風が吹くなど、コミュは尖り気味ですが、歌とMVは年長の2人ならではのムードがあってとても良い。ミリクロ共々楽しもう!

一方そのミリクロは、23時5分時点でワンピが1位(28.1%)、ミズギが2位(26.3%)に復帰しています。スパイは3位(18.3%)までダウン。

(それにしても、この時はメインコミュとソロ曲の実装、それに連動したガシャの開催という形であずささんが強力にフィーチャーされていたのですが、ほぼ1年が経過した今も同様の状況になっているのは、運営の計らいを感じずにはいられません。しかもあずささんが2度目のソロ曲で立つステージは、1年前にこのみや莉緒、詩花が立ったクラブミリオン!)

11月19日

やった! エレガントミズギが、とうとう可憐の枠の1位まで上昇したッ!
あまりにも当然ですが、この状況は私一人の力によるものではありません。先述の作家さんが目に留めてくれたこともそうですが、私の行動など何ら関係なく、ミズギのデザインを想像し、素敵なイラストを仕上げた何人もの絵師さんの力だってあります。投票してくれた方は、むしろその経路で来た人が多かったとしてもおかしくないな……。

とはいえ、23時17分現在、ミズギは32.4%、追走するワンピは30.8%と、まだまだ簡単にひっくり返る差でしかないし、投票期間もまだ半分も過ぎていません。

むしろここからが、この投票で肝心になるという予感を覚えています。
(後編に続きます→ミリクロ回想日記:篠宮可憐にエレガントミズギを(後編)【ミリシタ】 - ryop131’s blog (hatenablog.com)